2024年03月01日
ひな人形
ア-カイブ記事 公開 : 2012年3月2日
毎年、ひな祭りが近づくと、下の写真のひな人形を出して、飾ります。
この人形は20センチほどの高さで、亡き母が当時の保谷市公民館で行われた、木目込みひな人形
作り講座に参加し作ったもので、30年以上経ています。
介護をしていた時に、90歳を超えた母に、今までの嬉しかった思い出を、尋ねたことがありました。
母は、60歳を過ぎて、国民年金が自分の貯金口座に入るようになり、、自分の意志でそのお金を
使えるようになった事が嬉しかったと、語りました。
戦災で全ての財産を失い、3人の子育てを終えても、家計のゆとりは少なく、自分の楽しみへの
お金使いは、なかなか出来ずに過ごしていました。
入った年金のお金で、受けたいと思っていた材料費の掛かる人形作り講座を、遠慮なく受ける事が
出来て、とても嬉しかったそうです。 その母は、92歳で天寿をまっとうしました。
母の介護を終えた私たちは、翌年の2月 伊豆稲取に 河津桜 を見物する旅に出かけました。
泊まった 稲取温泉 では 雛のつるし飾り祭り の見物を行い 飾り物の云われを教わりました。
母のひな人形 の前の小さな飾り物は、その時のお土産で、俵ネズミと、巾着です。
俵ネズミは、金運があるようにとの願い・巾着は、お金に困らないようにとの、願いが込められて
いると聞き、母のひな人形 に相応しく思え、買い求めたものでした。
ひな祭りの前に、この人形を飾り付けますと、懸命に私たちを育ててくれた母が偲ばれます。
毎年、ひな祭りが近づくと、下の写真のひな人形を出して、飾ります。
この人形は20センチほどの高さで、亡き母が当時の保谷市公民館で行われた、木目込みひな人形
作り講座に参加し作ったもので、30年以上経ています。
介護をしていた時に、90歳を超えた母に、今までの嬉しかった思い出を、尋ねたことがありました。
母は、60歳を過ぎて、国民年金が自分の貯金口座に入るようになり、、自分の意志でそのお金を
使えるようになった事が嬉しかったと、語りました。
戦災で全ての財産を失い、3人の子育てを終えても、家計のゆとりは少なく、自分の楽しみへの
お金使いは、なかなか出来ずに過ごしていました。
入った年金のお金で、受けたいと思っていた材料費の掛かる人形作り講座を、遠慮なく受ける事が
出来て、とても嬉しかったそうです。 その母は、92歳で天寿をまっとうしました。
母の介護を終えた私たちは、翌年の2月 伊豆稲取に 河津桜 を見物する旅に出かけました。
泊まった 稲取温泉 では 雛のつるし飾り祭り の見物を行い 飾り物の云われを教わりました。
母のひな人形 の前の小さな飾り物は、その時のお土産で、俵ネズミと、巾着です。
俵ネズミは、金運があるようにとの願い・巾着は、お金に困らないようにとの、願いが込められて
いると聞き、母のひな人形 に相応しく思え、買い求めたものでした。
ひな祭りの前に、この人形を飾り付けますと、懸命に私たちを育ててくれた母が偲ばれます。
Posted by ボブ at 09:35│Comments(0)
│思い出・品