2014年12月17日

ピ-スボ-ト 4人部屋の怖さ

前回の記事 ピ-スボ-ト オーシヤンドリ-ム号の現実 http://bobtakeda.tamaliver.jp/c16713.html で、「四人部屋で105日を過ごした乗船客の、悲喜こもごもの現実。」 と述べている。

第84回 ピ-スボ-ト地球一周の船旅 の参加者は約850人で、その6割が高齢者であり、一人での参加者も多かった。 船内で知り合った一人参加の人達から聞かされた四人部屋の怖さ などを、
これからの乗船を考える人達への、参考情報になればと思う。

1.船室の狭さ
四人用船室は7畳弱で、二段ベッドが二つ置かれ、大人四人が共に使うには息詰まる狭さであり、
夜に寝るだけの場所となっていた。 加えて1畳位の広さに、トイレ+洗面所・カ-テンで仕切られたシャワ-があり、これらを四人が交代で使うことになっていた。

持ち込んだス-ツケ-スなど私物を置く場所も限られ、これらを何とか置くと、船室空間は窮屈さが増し、船室は更に居心地が悪くなった。

2.二段ベッドのハシゴ登り降り
四人部屋は、二人が二段ベッドの上で寝ることになるが、就寝時には船室は消灯されており、夜中のトイレ行きでハシゴの降り登りは、高齢者にとって怖かったそうだ。 船の揺れが大きいと、さらに
怖くなりトイレ行きを我慢しながら、揺れが少なくなるのを待ったと語っていた。

横浜港を出港しハワイに向かう途中で、二段ベッドのせいで骨折した女性がいて、気の毒だった。

3.衛生面
船室の洗面所には、最初からイソジン ガーグルが置かれており、空調により喉風邪を患う人たちが
多いためと、説明を受けた。 私も出航して直ぐに喉風邪に掛かり、風邪クスリとノドアメに頼ったが、一時良くなっても再びぶり返す悪質のもので、航海中悩まされ続け、他の乗船者も同じだった。

四人部屋では、クシャミ・セキを一人がすると、それらの飛沫が部屋中に舞い、感染性の風邪は
あっという間にうつり、私の両隣りの船室からは常にクシャミ・セキの音が続き、安眠を妨げられた。

この航海中でもエボラ発熱病でアフリカでの寄港を断念させられたが、今は感染性の強い病気の
急な発生があり、逃げ場の無い船の中で特に四人部屋は、まず真っ先に感染拡大の怖さがあると、四人部屋の人は話していた。

4.人間関係
四人部屋に申し込んだ乗船客は、旅行会社が同じ年齢層の者を選び、四人の同室者としていた。
フレンドリ-タイプ と呼ばれている船室に、見ず知らずだった四人が105日の寝泊りを同じにした
ものだが、中には個性の強い人・我が儘な人・偉ぶりたい人などが居て、乗船後1週間も経つと
四人部屋の人達の間に摩擦が出始めたそうだ。

また 「三人寄れば、閥が出来る。」 の例えの通り、二人(三人)が組み、気の合わない人に嫌がらせの行動を取っており、一種のイジメを受けた人達の苦情・愚痴を、よく聞かされた。

フレンドリ-タイプ の名称はそぐわず、アンフレンドリ-タイプ と変えるべき現実で、四人部屋には様々な怖さがあった中、一番怖いのは この人間関係 と言えた。

次回に、安息・安眠の場が得られなかった人達の船上生活を、参考として紹介したい。

     〈 7畳弱の広さの四人部屋 〉                 〈 私物置き場に苦労 〉








  


  • Posted by ボブ at 10:38Comments(0)ピ-スボ-ト体験記

    2014年12月05日

    ピ-スボ-ト オ-シャン ドリ-ム号の現実

    ピ-スボ-ト 世界一周の船旅 は、旅行業者の(株)ジャパングレイス が旅行企画・実施しており、今までにチャ-タ-された数々の旅客船 の船体にPEACE BOAT と、書き続けられてきた。

    今回の船旅で乗船したパナマ船籍 オ-シャンドリ-ム号 は、1981年にデンマ-クで造船されて
    おり、2012年5月から(株)ジャパングレイスがチャ-タ-し、世界一周の船旅に使っている。

    船の運航に携わる乗務員(クル-)は、船長のパナマ人を始めとして、多くの国からの人々だった。
    一方、顧客サ-ビス・雑事を担う乗務員は、インドネシア人(200人)・フィリッピン人・マレ-シア人・インド人などで、彼等は母国語と共に英語を話せた。 乗務員は総計で約400人と聞いている。

    船室は窓がある部屋 と、通路の内側にある無窓の部屋 があり、どの船室も 広さは7畳弱 だった。
    この7畳弱の船室(高さ2m)が、1人部屋・2人部屋・4人部屋として使われ、4人部屋では二段ベッド二つが置かれている。

    部屋を仕切る壁は薄く、隣り部屋の声が聞こえ、船内で長く続く喉風邪 によるセキ・クシャミの音 が大きく響き、105日もの間 安眠を妨げられていた。

    一方では、8階はホ-ルやラウンジなどがある公共スペ-スだが、若者たちが夜中に騒ぐため、7階船室の客から苦情が絶えなかった。  ホ-ルの入口に「夜10時以降は、静かにして下さい。」との
    注意書が夜に出されたが、夜でなければ騒いでも差し障りがない、と公言している様なものだった。
    限られた公共スペ-スは、自主企画とかの集まり・右往左往しながら大声で話す人達・群れて騒ぐ
    若者達などがぞろぞろ居て、落ち着いて過ごせない場所となっていた。

    大型旅客船の旅は、海に浮かぶホテルでの生活と期待していたが、この船ではOCEAN(洋上)でDREAM静かな時間・安眠 を得られぬものだった。

    この原因の一つは、四人部屋で105日を過ごした乗船客の、悲喜こもごもの現実から来たもので、次回以降に 紹介したい。

        〈 オーシャンドリ-ム号船体 〉               〈 7畳弱スペ-スに4人部屋 〉




      


  • Posted by ボブ at 11:19Comments(0)ピ-スボ-ト体験記

    2014年12月01日

    TOEICを受ける!

    中学生時代に英語嫌い http://bobtakeda.tamaliver.jp/e370274.html となり、学校時代に英語を全く学ばず社会人となった私は、しばらくして、その先の時代に英語力が不可欠と、感じるようになった。

    英語力ゼロで25歳になった私は、ラジオ英会話などで英語勉強に取組むようになったが、英語の
    基礎が無いため理解が遅く、英語勉強に何度も挫折していた。 英語勉強の挫折 → 再勉強の繰り返しを、会社員時代に重ねて来ており、気付いたら定年退職となっていた。

    会社員時代には、中途半端な英語力で業務に携わっていたもので、今振り返ると
    汗顔の至りだ。

    7月に乗船した105日 地球一周の船旅では、英語の再勉強のつもりで、洋上
    英会話トレ―ニング
    TOEICコ-ス の2クラスに、参加してみた。

    洋上英会話トレ-ニングでは、あまり得るものは無かったが、初めて受けたTOEIC模擬テストでは、その難しさを実感した。 そのテストの後に10回のクラスがあり、主にTOEICテスト対策を教わったが、このクラスで今の社会人に求められる英語のレベルが理解出来た。

    私の英語力は中途半端と自覚していたが、自分自身でどの程度の実力かは分かっていなかった。 模擬テストを受け、私自身の英語力が客観的に診断され、更に弱点領域も明らかになった。

    中途半端な英語のまま人生を終えたとしても、差し障りは無いと思えるが、私は 英語では負け犬 と思えてしまう。 

    これから先、何度もTOEICテストを受け、中途半端を向上出来るか?トライしたくなり、取りあえず
    来年1月11日のTOEICテスト受験の申込を行ってみた。

    小平市仲町公民館で行われている 英語 自由会話の集まり http://bobtakeda.tamaliver.jp/e398172.html への参加は、ネイティ-ブの英語を聴く良い
    機会であり、他のメンバ-と先生の会話のヒアリングにも集中して聴いてゆきたい。





      


  • Posted by ボブ at 10:45Comments(0)英語