2015年02月19日

ピ-スボ-ト 船上の難民

大型旅客船は海に浮かぶホテルとも云われており、ホテルの居心地と共に船での旅を楽しめたらと、昨年7月出航の ピースボ-ト(オ-シャンドリ-ム号) 105日 地球一周の船旅 に参加した。

出航して驚いたのは船内の騒々しさだったが、1週間も過ぎれば落着くものと思っていた。 
しかし、時間が過ぎるほどに、船内の人々の騒々しさ・落着きの無さは、増すばかりとなって行った。

原因の一つは、フレンドリ-タイプと呼ばれる4人部屋で起きる人間関係のトラブル等から、船室に
寝る時だけしか戻らない 船上の難民 が大勢いた事だった。

7畳弱の船室に二段ベッドが二つ置かれたフレンドリ-タイプと呼ばれる4人部屋 に申し込むと、
船側はだいたい同じ年齢の4人を選び、一組の同室者とさせていた。

見ず知らずの四人が、7畳弱のスペ-スに105日の居住を共にするものだが、4人の中には個性の強い人・我が儘な人・偉ぶりたい人などが必ず居て、乗船後1週間も経つと四人部屋の人達の間に摩擦が出始めたそうだ。

また 三人寄れば、閥が出来る の例えの通り、二人(三人)が組み、気の合わない者に嫌がらせ・
イジメを行う等を、始めるようになっていた。

英会話のクラスで一緒の4人は、それぞれ4人部屋で乗船していたが、4人とも同室者との摩擦に
悩み、クラスで会うと常に愚痴をこぼしていた。 やがて70歳を超えた女性は、同室者2人が組み
嫌がらせ・イジメを行うのに耐えきれなくなり大喧嘩の末、新たに大金を払い二人部屋に移っており、船旅での厭な思い出を作ってしまった。

狭苦しい4人部屋は寝るだけの場所 だが、4人の一日の行動パタ-ンは異なっており、早寝の人・
夜中に戻って寝る人など様々で、ベッドに入ると他人のイビキ・セキ・頻繁なトイレ起きなどがあって、アイマスク・耳栓でも安眠は得られないものだった。

安眠を得られない人達は、昼間の時間に公共スペ-スの椅子・ソファで寝ている人や、ホ-ルで講師による講座が始まると、寝場所を得たとばかり寝込む人が多く、あちこちからイビキが起きていた。

同室者の嫌がらせを受けている人達は、私物をリュックに入れ常に背負って船内を移動するバックパッカ-となっていた。 夏の期間の船旅は気温が高く、その暑さの中リュックを背負っての一日は、船旅に期待したイメ-ジから考えられないものだったと思う。

105日の船旅で、各国への寄港日数は31日であり、残りの74日は騒々しく落ち着かない船上で
過ごさなければならなかったもので、船上の難民 となった乗船者の満足度は、如何ばかりだったの
だろうか?

私は、四人部屋船室を設ける船会社の旅には、もう絶対参加しないと、決めたものだった。

  〈 35°を超える甲板上のバックパッカ- 〉         〈 講座では、約4分の1が寝ていた。 〉
ピ-スボ-ト 船上の難民ピ-スボ-ト 船上の難民










     〈 二段ベッドが二つの4人部屋 〉           〈 ベッドも私物の置き場所に 〉
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