2025年01月05日

花ごよみ 一月

狭い庭を使い、季節を知らせる花が咲く草木をと心掛け、園芸の真似事をしてきました。

傘寿を超え、やがて何も行えなくなりますが、ブログにアルバムのように記録しておけば、行ってきた細やかな園芸を、いつでも思い出すことが出来そうです。

1月に咲いている花は ロウバイ です。
秩父の 宝登山のロウバイ見物 に行った際、土産に30センチほどの苗木を買い、庭に片隅に植え
ますと、しっかり根付き 毎年 花の少ない1月一杯 咲いてくれます。
*ボブのブログ 「 ロウバイは見頃です。 」 
https://admin.tamaliver.jp/admin/entry/edit/entry_id/497848

 〈 ロウバイの花 薄い蝋のような花弁 〉           〈 2メートルほどに育ったロウバイ 〉

  


  • Posted by ボブ at 14:21Comments(0)植物・園芸

    2025年01月01日

    時を刻む

    新年を迎え、私が決まって行うのは、窓辺に飾ったこの置時計を動かす事です。

    この時計は、古時計のご紹介 その1 で紹介
    した、19世紀にフランスで製造されたものです。

    高さ55センチ・幅33センチの大きさで、美しく大きなガラスのホヤを取り外し、ゼンマイを捲きます。
    ゼンマイを一杯に捲くと、2週間は動き、長針が真上・真下に来ると、済んだ鐘の音で「チン・
    チン・チン…」と鳴ります。




    普段も動かしたいのですが、万が一ガラスのホヤを割ったりするのが怖く、お正月とハレの日だけ、
    動かしています。

    駐在で2年半 住んだオルレアンの蚤の市で、ホコリを被り動かなかった時計を見て買い求め、故障原因の部品を別の日に蚤の市で探しだし、分解掃除と調整の結果、150年以上過ぎた時計が、
    今でも時を刻むのは嬉しいことです。

    置き時計のケースは、若い貴族が釣り上げた
    魚を自慢げに持つポ-ズをしており、釣りを行う
    私の趣味にあっています。

    また、美しく大きなガラスのホヤ ・白磁の
    文字盤+ブレゲ針・手作り捲きカギなどが
    19世紀の時計として素晴らしく、大のお気に
    入りです。

    ゼンマイを一杯に捲くと、2週間も動き続けますが、ゼンマイが解けてくると、振り子の動きは
    元気を失い、時間に狂いも出て来るのは、
    歳を重ねるにつれて弱って行く人間のようにも
    思えます。

    新年を迎え、この時計を動かす時、私も更に老いの道を進んだ事を、自覚させられます。 
    元旦や、冥土の旅の一里塚。 めでたくもあり、めでたくもなし。

    昨今は体力の衰えに気付き、フレイルも他人事でなくなってきました。

    更にコロナ禍が続く時代、私の寿命が急に切れるかも知れませんが、この置時計はゴミとならず、
    後世に伝わっていく事を願うものです。

                                       〈 鍛造で手作りされた美しいカギ 〉


      


  • Posted by ボブ at 18:22Comments(0)時計