今日10月3日は、3年前に
四国遍路に出掛けた思い出の日 です。
あの日、東京 → 京都 → 鳴門と移動し、その夜は鳴門のホテルに泊まり、翌日から乗り物をまったく使わずに、四国を一周する四国八十八ヶ所札所巡りをスタ-トさせました。
道中では、道に迷う・宿が取れない等もありましたが、正味44日間を歩き通し、無事に結願出来、
よい思い出が残りました。 この旅での経験等を、テ-マ記事
「四国歩き遍路」 に書き残してあり、
読み返すたびに、この旅を完結出来た幸せを感じます。
しかし、この巡礼によって百八つもある私の煩悩は、消え去るはずでしたが、修業が不足のせいか、未だ煩悩だらけの私であり、今年は
坂東三十三観音札所巡りを行っています。
「四国歩き遍路」の記事を読み返し、結願した私は「
四国遍路大使」に任命されていた事も、思い出しました。
ア-カイブ記事 大使に任命 あるき遍路回想 公開 : 2013年11月9日
昨年10月3日に四国に入り、翌日より歩き出した四国遍路は、43日目の11月
14日に八十八番寺 大窪寺に辿り着けた。
その後は十番寺へと進み、逆回りで一番寺に戻り、歩きでの四国一周が成就し、17日に高野山をお詣りし、46日の旅を無事終える事が出来た。
八十八ヶ所霊場巡りで、結願となる大窪寺の手前にある前山地区に
道の駅ながお があり、道を挟み
おへんろ交流サロンがあった。
建物に入ると、休憩所と「
へんろ資料展示室」があり、四国遍路の歴史が分かる資料・古地図などが展示されていた。 各資料を興味深く見終わると、サロンの人から「八十八ヶ所巡礼は歩いて廻られ、大窪寺で結願ですか? そうであれば、認定書になるものを差し上げます。」と、声をかけられた。
八十七ヶ寺のご朱印が押された納経帳を見せ、申請用紙に氏名・住所を書き込み提出すると、
サロンの人々の拍手と共に
認定書 と
DVD を贈られた。
認定書?を見ると、上部に「
四国八十八ヶ所遍路大使
任命書」と印刷され、私が平成24年の第845人目の
あるき遍路 結願者と分かった。
サロンの人は、「毎年12万人ほどの人が四国遍路を行い、
その内で約3,000人が歩き遍路で、又その10分の1が外人です。」と、話してくれた。
この任命書は、英文併記になっており、あるき四国遍路を
行った約300人の外人達にとって、一生の記憶に残る良い
ものと思った。
サロンの人は、「歩いて四国遍路をされた方々は、じっくり四国遍路を見聞・体験されているので、お帰えりになって、四国
遍路の素晴らしさをPRする大使の役割をして頂きたく、
遍路大使任命書としてあります。」と、説明を加えられた。
遍路大使への認命では、真面目に受けると、少しやっかいかもしれないが、「遍路大使と認命されても
たいした事は出来ませんが、それで良ければ…。」と、気楽に認命書を受け取った。
あるき遍路を終えたら、回想記事をブログ公開する考えでいたので、この記事公開で遍路大使の
役目を、少しは果たせるものと考えていた。
「四国歩き遍路」のテ-マ記事引出しに、既に20を超える記事が溜まっており、もう十分ではと考え出している。 これらの記事を読んだ人には、今の時代の四国遍路の光景が、少しは浮かんでくる
ものと、勝手に思っている。
頂いた
DVDには、四国遍路で訪れる八十八ヶ所霊場を、美しい季節・厳しい季節を含めた映像に
してあり、何時になっても記憶を蘇らせてくれる良い土産となった。