2015年05月10日

江戸前のアサリを食べたい

昔食べた江戸前アサリの味を覚えている私の舌は、ス-パ-で売られている昨今のアサリでは、
アサリ本来の美味しさを感じられません。

その原因は、ス-パ-で売られるアサリの大半は中国・韓国からの輸入物で、アサリ貝は生き延びるため身を細らせ、さらに低温保存で身は硬くなり、アサリ本来の美味しさが失われているからです。

本物の江戸前アサリを食べたくなった 私は、4年前から東京湾の三番瀬で行う渡船潮干狩りに
参加し、天然アサリを自分で採取するようになりました。 東西線妙典駅から徒歩10分ほどにある
江戸川沿いの高橋遊船 が渡船潮干狩りを行っており、催行日を確認・予約し参加しています。
     
高橋遊船  http://www.gyo.ne.jp/rep_tsuri_view%7CCID-takahashi_y.htm

5月6日に今年初めての渡船潮干狩りに参加しましたが、今まで潮干狩りをした場所でなく三番瀬に近い人工干潟 でした。 昨年アサリがたくさん採れた場所は、青潮で貝が死に居なくなり、新しい
場所探しで人工干潟を試し採りしたところ大粒アサリが採れたそうで、ここを大粒狙いの場所と呼び
潮干狩りをさせています。

この人工干潟 は、広い海辺に砂を運び埋めたもので、潮が引くと広い砂地が干潟状になって現れるものでした。 船からこの干潟に降り立つと、きれいな砂地が広がって見えますが、干潟特有のカニなどの小さな生き物は見えませんでした。 
表面がきれいな砂地を、クマデで掻いて貝を探しますが、手応えは少なく、高橋遊船の人は「アサリはあまり居なく、6畳の広さにアサリ1個が採れれば良いほう だから、砂地を掻き続けてアサリを
探して下さい。」と、説明していました。

普通の潮干狩り場所では1個のアサリが採れると、その近辺で幾つも続いて取れるものですが、この干潟でそのような事がないのと、小さな貝は居ないことから、ポツンポツンと採れた大粒アサリは他所から運んで撒いた貝ではないか?と思ってしまいました。

砂地との格闘で得た大粒アサリを、夕食時に酒蒸しにしました。 カイガラが開いたアサリの身は、
昨年までのようにフックラとしておらず、ほとんどが痩せており色も良くないものがありました。
食べてみると、フックラ・プリプリ感がないだけでなく、江戸前アサリの味もなく、この大粒アサリは
人工干潟に巻かれた輸入アサリ と、私は判断しました。

ス-パ-で売っている輸入アサリを、苦労して採ってきた私で、がっかりの1日となってしまいました。

大粒狙いの場所でない日に、もう1度出掛け、ぜひ天然江戸前アサリを食べたい と願っています。

      〈 大粒アサリの酒蒸し 〉                〈 身が固いホンビノス貝 25個も 〉











     〈 シオフキ貝 昔は捨てていた… 〉             〈 人工干潟に着いた 〉








  


  • Posted by ボブ at 10:43Comments(0)食べ物