2014年05月31日

四国巡りの旅

5月25日~27日に、旅行会社が募集した たのしまんと四国 3日間 のツア-に参加してきました。

四月の中旬、旅行会社の新聞折り込み広告があり、その中の四国旅行の内容を読むと、二日目の行程に 愛媛県内子町 の散策が入っていました。


前回のボブのブログ 「親切な人々 あるき遍路回想」 に述べた内子町の町並みを歩く企画であり、
ツア-に参加し内子町の月之家を再び訪れ、出来ればあのご主人に会ってみたく、ツア-参加に
申し込んでいました。

25日(日)徳島空港に着き、観光バスに乗り換えると、3日間の四国巡りの旅が始まりました。

25日 徳島空港 → ・鳴門公園 渦潮見物 ・金毘羅宮 参拝 ・道後温泉街 見歩き 道後 泊
26日 ・砥部焼 陶芸館 見学 ・内子町 白壁の町並み 散策
     ・四万十川 舟下り 沈下橋を散策 高知 泊
27日 ・高知城 見物 ・「竜馬伝」幕末志士社中 見物 ・桂浜 散策 
     ・祖谷(いや)渓 大歩危 見物  ・かずら橋 渡り → 徳島空港

26日の内子町の散策は、期待以上に良かったですが、御宿 月乃屋 を散策の帰り道に立ち寄ったところ、丁度 男性5人の客が入って来た時で、あの親切なご主人との時間は取れませんでした。 
残念でしたが、いつか再び内子町を訪れれば良いと考え直し、集合時間に合わせバスに戻りました。

今回の旅行で最も良い印象に残ったのは、高知県交通 観光バスのガイド 永井さん で、3日間の
長いバス時間を、彼女の上手な話術で名所旧跡/歴史/産物など詳しく知る事が出来、まったく
飽きずに楽しく過ごせました。
特に、四国八十八ヶ所の札所の寺の辺りを通る時は、それらの札所の案内と空海の逸話などを
話してくれ、2年前に歩き遍路を行った私にとって、懐かしく聞くことが出来ました。

タイトルの四国巡りの四国 は、阿波の国(徳島県)/讃岐の国(香川県)/伊予の国(愛媛県)/
土佐の国(高知県)を指すものですが、今回の旅では2年前に46日間使い歩いた四国の約4分の3を、わずか3日間で巡っていました。

      〈 こんぴら狗 〉                         〈 内子町 御宿 月之家 〉     











                       〈 四万十川 投網漁 〉





  


  • Posted by ボブ at 11:33Comments(0)外出

    2014年05月24日

    親切な人々 あるき遍路回想

    ア-カイブ記事             公開 : 2013年10月29日

    昨年10~11月の時節に四国に出掛け、初めての遍路を乗り物を一切使わずに歩き通し、88ヶ寺+10ヶ寺の巡礼を行うことが出来た。

    この成就は、不慣れな土地を歩いて道に迷うと、土地の人々の親切な教え・案内があり、一日中歩き通す苦行に疲れを覚える頃に、お遍路への暖かい励ましの言葉・お接待がある等、四国の何処でもお遍路を暖かく支えてくれる風土のお蔭だった。

    多くの方々から親切を受けたが、中でも昨年10月30日に愛媛県内子町で受けた親身な親切は、
    忘れ難い思い出になった。

    29日は、43番寺の明石寺を参拝の後、卯之町旅館まつちや に宿が取れ、お遍路に良い評判の女将さんの暖かなモテナシに、一日の疲れが取れ、また卯之町の四つの自慢を教えてもらっている。

    30日(火)は、卯之町から大洲市を通り抜け、内子町で宿を取る予定で、平坦な道を歩く行程と歩く距離は多くなく、楽な一日と考えていた。 大洲市の十夜ヶ橋大師堂をお詣りし、内子町に4時前に着いていた。 すぐに町の観光センタ-に行き うちこ散策マップ をもらい、この情報から宿取りを
    開始した。

    マップによると宿は6軒あり、平日なので宿は何処かで取れると気楽に考え、小さな町なので一軒
    一軒と訪れ宿泊を頼んだが、すべての宿から満室の理由で断られてしまった。 最後に尋ねてみた
    月乃屋 の主人は、「今日は、ドイツの団体客が内子町を訪れており、どの宿もドイツの客で埋まっている。」と、申し訳なさそうに事情を説明してくれた。

    月乃屋を去ろうとした時に、宿の主人は、内子町を出て約4Km先にお遍路無料宿 がある事と、
    その場所への道を詳しく教えてくれた。 さらに、「途中に道の駅 「内子フレッシュパ-クからり」 があるので、食べ物は、そこで調達して行くと良い。」と、アドバイスもしてくれた。

    6時前に道の駅に着き、その夜の食べ物を物色していると、中年の男性が「6時を過ぎると、弁当類は割引になるので、少し待って買ったほうがいいよ。」と、教えてくれた。
    さらに「お遍路さんは、今日の宿は取れているの?」と聞いてきたので、事情を話すと「知り合いで、泊めてくれそうな家に電話してあげる。」と言い、3軒ほど電話してくれたが、都合はつかなかった。

    6時が過ぎて、弁当と飲み物を買い、長岡山トンネル先の無料宿を目指して歩き始めた。 すっかり暗くなり、懐中電灯を使いながら心細く歩いていると、車が一台止まり、駅の道で親切にしてくれた
    男性で、「お遍路さん、この弁当は明日も大丈夫だから、食べてよ。」と手渡してくれた。

    車が去って、さらに道を歩いていると軽トラックが止まり、月乃家の主人が「宿の仕事が空いたので、お遍路さん、無料宿までお送りします。」と、言ってくれました。

    乗り物を一切使わない あるき遍路 をしていると説明し、お礼と共に丁寧にお断りしたが、暗く寒さを覚える道を歩き続けていた私は、これら二人の親身の親切に感動し、元気を取り戻していた。

    宿が取れない場合を考えて、野宿への用意もしてあったが、その夜の寒さでの野宿は、翌日以降の体調に悪影響が出たはずだが、親切な人々のお蔭で、お遍路無料宿の暖かな布団で眠れ、翌朝のお弁当もあって、健康を損ねることなくあるき遍路を続けられた。

    1年前の出来事は、鮮明に脳裏に残っており、この先も忘れ難い思い出として、残るものと思う。

                      〈 10月29日 43番寺 明石寺を参拝 〉 



      


  • Posted by ボブ at 12:14Comments(0)四国あるき遍路